我が家もそろそろきちんとリフォームしておかないと。
お風呂は寒いし、トイレは遠いし…
そうね~
キッチンも私にはちょっと低くて腰が痛いわ~
部屋もちょっと暗くて、最近文字が見にくいわね。
築45年の住宅を今どきの快適な住まいへ変身させたくて、私の実家をリノベーション
させてもらいました
65~70歳の両親
【結婚】・【子育て】という、人生の大仕事を終えて
さあ、また夫婦ふたりでゆっくり過ごしていこうというのに
家に関する悩みがたくさんありました
今までは、部分的な修理やリフォームでやり過ごしてきたこのお家も
『両親の(夫婦の)終の棲家』として、最後の役割を果たせるように
ふたりの不安の解決と
住み心地アップを目指してリノベーションをしていきたいと思います
みなさんのご実家はいかがですか?
同じようなお悩みを抱えていませんか?
中古物件を購入してセルフリノベーションを予定している方にも
参考になれると嬉しいです
築45年住宅のお悩みとは
お悩み① お風呂が寒い
在来工法のタイル貼りのお風呂は、特に冬場の温度差が激しく
ヒートショックをおこす危険もあります
(また、実家は脱衣スペースも狭いので、改善したいです)
お悩み② トイレが寝室から遠い
昔の住宅は、外にトイレを設けることが多いですし
高齢になってくると夜間のトイレの回数が増えて、時には
「間に合わなかった」と落ち込むことも…
また、トイレもヒートショックが起こりやすい場所のひとつです
(来客が多い家なので、快適なトイレを目指します)
お悩み③ キッチンが低い
最近のキッチンは使いやすい高さを選択できますが、
ひと昔前は、平均身長が152cmと低かったことから80cmが主流だったので、
背の高い女性は料理のたびに前かがみの姿勢になって腰に負担がかかります
(母は身長が165cmくらいなので、ちょっと低いをいつも言っていました)
お悩み④ 部屋が暗い
照明器具を変えるという選択肢もありますが
昔の壁はプリント合板が多く、特に洋間は茶色い木目を多用するため
部屋そのものの印象が暗くなる
(今回は色柄が豊富なクロスを採用して明るい部屋にしていきます)
お悩み⑤ 収納が使いにくい
収納といえば押入れが主流ですが、お布団や座布団などはともかく
あまり使い勝手が良くない(なんでも詰め込みがちで ごちゃごちゃ)
しまい込むとわからなくなるので、奥行きの浅い棚を検討しようと思います
これらのお悩みを解決するために、まずは計画をしていきましょう
実寸と間取りを計画しよう
まずは、住まいの把握からスタートしていきます
図面があれば、利用してもいいですね
(わが実家は、図面らしきものがないので、実測していきます)
その① 家の寸法を測ってみよう
日本の住宅は、910mmごとに柱が立っている構造で作られています
壁から壁をはかってみて80cmくらいなら、柱芯910になります
壁から壁を測って910の何倍かを確認しながら、簡単な図を描いてみましょう
方眼用紙を使用して1マスを910mmとみたてると
簡単に平面図っぽく描けると思います
無料ソフトの『JWW CAD』で
超かんたんな図を描いてみました!
(二級建築士のボスがみるとクスっと笑いますが…)
ひとマスは910mmです
玄関ホールはちょっと幅が大きくとってありました
予算にも限りがあるので、日中過ごすスペースと水廻りを重点的に計画しようと思います
その② 理想の生活スタイルを考えてみよう
お風呂は、UB(ユニットバス)にして、今より快適でお掃除もしやすく
トイレは、外のトイレはそのままに新たにトイレを設ける
キッチンは対面にしたい(もちろん身長にあった高さに!)
収納を確保したい(整理しやすく工夫したい)
部屋の雰囲気を明るくして、イキイキ暮らしたい
簡単に間取りを描いてみて、お部屋の広さや生活動線を確認してみましょう
いろんな設備(トイレ、キッチン、洗面台、UBなど)の寸法を把握しましょう
特に設備の位置は計画時に決定しておくと、給排水の位置が決まるのでいいですね
納得できる平面プランができたら、材料や設備の準備をして、工事スタートです!
終の棲家のリノベーションは次回へつづきます
後半もお楽しみに!